結婚相談所を選ぶとき、やっぱり気になるのが「成婚率」。広告で「成婚率80%!」と書いてあると「ここすごい!」と飛びつきたくなりますよね。
でも、ちょっと待ってください。実は成婚率って、計算方法が相談所によってバラバラなのをご存じでしょうか。同じ相談所でも計算方法を変えれば、数字が倍以上変わることだってあります。
この記事では、大手結婚相談所の成婚率を比較しつつ、数字のカラクリと「本当に結婚できる相談所」の見分け方を解説していきます。
「成婚率」の計算方法は主に3パターン
まずここを理解しておかないと、数字に踊らされてしまうので要注意です。
パターン1:成婚退会者数 ÷ 全退会者数
退会した人のうち、成婚で退会した人の割合。これが一番高い数字が出やすく、50%〜80%くらいの数字になることが多い。
パターン2:成婚退会者数 ÷ 全会員数
全会員の中で成婚退会した人の割合。こちらのほうが現実的な数字で、10%〜30%くらいになる。
パターン3:一定期間内の成婚率
「入会から1年以内に成婚した割合」など、期間を区切って計算するパターン。条件次第で数字が大きく変動する。
つまり、同じ相談所でも計算方法を変えれば成婚率は全然違う数字になるということ。広告で見る成婚率は「どの計算方法か」を必ず確認してください。

大手結婚相談所の成婚率を比較
記事執筆時点の公開データをもとに、主要な結婚相談所の成婚率をまとめました。
IBJメンバーズ
- 公表成婚率:56.3%(実績ベース)
- 計算方法:成婚退会者 ÷ 全退会者
- 特徴:業界最大級のネットワークで会員数が多い。専任カウンセラーの手厚いサポートが強み。
パートナーエージェント
- 公表成婚率:約27%(在籍会員ベース)
- 計算方法:成婚退会者 ÷ 全会員数
- 特徴:在籍会員ベースで計算しているため数字は低く見えるが、実はかなり誠実な数字の出し方をしている。
オーネット
- 公表成婚率:非公表(年間成婚退会者数は約5,000人以上)
- 計算方法:成婚率ではなく成婚退会者数で公表
- 特徴:会員数が多い分、成婚退会者の絶対数は業界トップクラス。
ツヴァイ
- 公表成婚率:非公表
- 特徴:IBJとの連携で紹介可能人数が増加。店舗でのサポートが充実。
エン婚活エージェント
- 公表成婚率:約30%(活動期間6ヶ月以上の会員ベース)
- 特徴:オンライン完結型で料金が安い。コスパ重視の人に人気。
成婚率の数字に騙されないためのチェックポイント
1. 計算方法を確認する
先ほど説明した通り、計算方法で数字は大きく変わります。「成婚率○○%」と書いてあったら、その計算根拠を必ず確認してください。公式サイトの注釈や、無料カウンセリングで直接聞くのがベストです。
2. 「成婚」の定義を確認する
これも非常に重要なポイントです。相談所によって「成婚」の定義が異なります。
- プロポーズして婚約した状態を「成婚」とする相談所
- 交際3ヶ月で真剣交際に進んだ時点で「成婚」とする相談所
- 双方が結婚の意思を確認した時点で「成婚」とする相談所
当然、定義がゆるいほど成婚率は高くなります。
3. 会員の年齢層・属性を見る
20代〜30代前半が多い相談所と40代以上が多い相談所では、成婚率に差が出やすくなります。自分と同年代の会員がどれくらいいるかのほうが、全体の成婚率よりも参考になることが多いのです。
成婚率よりも重視すべき5つのポイント
正直なところ、成婚率の数字だけで相談所を選ぶのはおすすめできません。もっと大事なポイントがあります。
1. 担当カウンセラーとの相性
これが一番大事と言っても過言ではありません。どんなに成婚率が高い相談所でも、担当者との相性が悪ければうまくいかないもの。無料カウンセリングで「この人に相談したい」と思えるかどうかを感じてみてください。
2. 会員数と自分のエリアでの活動状況
全国の会員数が多くても、自分の住んでいるエリアに会員がいなければ意味がありません。地方在住の方は特に、自分のエリアでの活動実績を確認しましょう。
3. サポート内容の具体性
「手厚いサポート」という言葉はどこでも使われていますが、具体的に何をしてくれるのかを確認することが大切です。プロフィール添削、お見合い後のフィードバック、デートプランのアドバイスなど、具体的なサポート内容を比べてみてください。
4. 成婚退会までの平均期間
成婚率よりも「成婚した人は平均何ヶ月で成婚しているか」のほうが参考になることが多いです。だいたい6ヶ月〜1年くらいが一般的ですが、早い人は3ヶ月で成婚することもあります。
5. 口コミ・体験談
実際に利用した人の声はやはり参考になります。ただし、ネット上の口コミは良いものも悪いものも極端になりがちなので、複数のサイトを見て総合的に判断するのがおすすめです。
結婚相談所の選び方については、経済産業省の結婚支援サービス業界に関する情報も参考になります。詳しくは以下の記事で解説しています。



成婚率を上げるために自分でできること
相談所選びも大事ですが、自分の努力次第で成婚の確率は大きく変わります。
プロフィール写真にこだわる
婚活はまず写真から。プロのカメラマンに撮ってもらうだけで、お見合い申し込みの数が2〜3倍になることもあります。ここはケチらないほうが結果につながります。
条件を広げてみる
「年収○○万円以上」「身長○○cm以上」のように条件を絞りすぎると、出会いの数が激減します。最初は少し条件を広げて、実際に会ってみることが成婚への近道です。
カウンセラーのアドバイスを素直に聞く
お金を払ってプロに頼んでいるのですから、アドバイスは素直に実践しましょう。「自分のやり方」にこだわりすぎる人ほど、婚活が長引く傾向があります。
厚生労働省の人口動態統計(www.mhlw.go.jp・サイト終了)のデータを見ると、近年の婚姻数や平均初婚年齢のトレンドがわかるので、婚活の現状を理解するのに役立ちます。
Q&Aコーナー
Q. 成婚率が高い相談所に入れば必ず結婚できる?
残念ながら、そうとは限りません。成婚率はあくまで統計上の数字であり、自分自身が積極的に活動しなければ結果にはつながりません。相談所はあくまでサポートしてくれる場所です。
Q. 成婚率が低い相談所は避けたほうがいい?
一概にはそう言えません。パートナーエージェントのように、誠実な計算方法で公表しているから数字が低く見えるだけというケースもあります。計算方法とセットで判断してください。
Q. 成婚退会後に婚約破棄になるケースは?
ゼロではありませんが、結婚相談所を通じた交際は最初から結婚を前提にしているため、一般的な交際よりも破談率は低い傾向にあります。
Q. 複数の相談所を比較するコツは?
最低でも3社以上の無料カウンセリングに行くこと。実際にカウンセラーと話して、雰囲気やサポートの質を自分の目で確認するのが最も確実な比較方法です。詳細については以下の記事で紹介しています。



まとめ:成婚率の数字より「自分に合うか」が大事
結婚相談所の成婚率は、計算方法や定義によって数字がまったく異なります。「成婚率○○%!」という数字だけで判断するのは避けてください。
大事なのは、自分に合った相談所を見つけること。そのためには複数の相談所の無料カウンセリングに行って、実際の雰囲気やサポート内容を比べてみるのが一番です。
成婚率はあくまで参考程度にして、「ここなら頑張れそう」と思える相談所を選びましょう。最終的に結婚できるかどうかは、相談所の成婚率ではなく、あなた自身の行動力にかかっています。
日本結婚相談所連盟(IBJ)の公式サイトでも業界の最新動向がチェックできるので、興味がある方は覗いてみてください。

